全くの初心者、時には大自然を満喫してアウトドアを楽しみたいと思っている女の子、
パルちゃんと一緒に手軽な防波堤の海釣りを始めてみませんか?
つりが始めての人へ
〜釣り場に着くまで〜
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釣り場を選ぼう
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安く道具をそろえよう
エサを買おう
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あると便利な小物
〜釣り場に着いたら〜
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仕掛けを作ろう
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釣った魚は?
もっと釣りたい人へ
〜仕掛けを考える〜
仕掛けの特徴を知ろう
おすすめの仕掛けは?
そろえたい小物は?
〜釣り方を考える〜
マキエの撒き方は?
仕掛け投入は?
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パルちゃんのアウトドア日記

(12)トクゾーの「町内会親睦釣り大会」

ご近所さんの熱心なお誘いを受けて、町内会が主催する釣り大会へ参加することになりました。
仕事から帰宅するのはほとんど深夜で、しかも出張が多い仕事柄、なかなかご近所さんとの交流がままならないのですが、主催者の方から何度もご連絡をいただいたこともあり、今回のお誘いにはなんとか参加させてもらおうとスケジュールを調整しました。

今回の釣り大会の場所は、本州の最西北端にある「川尻岬」という地磯です。この「川尻岬」は日本海の本流がかすめ青物の回遊、鯛、メジナの超大型魚(60cmオーバー)が釣れる地磯として、古くから有名な超Å級ポイントです。
釣り人来訪も多く、遠くは九州各地から足繁く通う釣り人もいるほどです。

釣行前夜、エサの量を決めるために主催者の方に釣り大会のをスケジュールを確認します。「AM5:30集合でPM3:00まで釣りをやりますよ。なんならPM5:00までやってもいいですよ。」との返事。
ひぇ〜、8時間以上の釣りですかぁ!
というのも、川尻岬は駐車場から釣り場まで急な斜面が続いて運動不足のトクゾーには試練に近い行程です。
できればマキエは最小限にしたいっ。でもエサ取の多いこの季節では、マキエの量をケチると釣りにならないっ。
そこでチョイスしたトクゾーの当日のマキエは次の通りである。
・オキアミ:1/8+1/16
・4倍に膨れるメジナ用集魚材×4袋
・パン粉×3袋(3kg)

サシエにはオキアミと予備に生ミックを一袋用意して、いざ釣りのスタートです。

主催者の方に、「何センチ以上のメジナをキープしたら良いですか?」とたずねると、「せめて25cm以上だろー」ととても期待できる返事にヤル気マンマンになり、トクゾーを含め町内会の釣り師13名が並んで釣竿を出します。

しばらくして、小さなアタリがあり、合わせをいれるとフグがハリ掛りしてきます。
周囲の釣り人は小アジに手を焼いている様子です。
トクゾーにも小アジがハリ掛りするようになりました。
普段のこの時期なら木っ端グレが湧きかえっていてもおかしくない状態なのですが、ベタ凪のせいか、マキエにほとんど反応してくれず、メジナが浮き上がってきません。
それならと、マキエを少し沖側に入れて、仕掛けは磯際ギリギリのところを竿1本のウキ下で探ってみると、手のひらサイズのメジナがハリ掛りしました。
よしっ!とばかりに同じパターンで攻めると、今度は小アジが・・・。
それからというもの小アジの猛攻にあい、この瀬際狙いを諦めます。

結局、トクゾーの午前中の釣果は木っ端グレ2尾と小アジ多数(全部リリース)という貧果・・・。
町内会の皆さんも同じような状態です。「トクゾーくん、もうサイズが小さくてもリリースしたらダメだぞ。打ち上げ用のオカズがないからなっ!!」っと開始前のキープサイズ25cmオーバーはどこへやら・・・。
午後からは、型狙いをやめて、「G8段打ち直結1ヒロ沈め釣り」というトーナメント数釣りスタイルに切り替え、マキエで小アジをはるか沖合いに追いやって、その手前で木っ端グレを釣り上げていきます。すると、小魚が何かに追われてナブラになって逃げていきます。
その直後、一瞬だけですが目の前から小アジの大群が消えました。「今がチャンス!!」とばかりにウキ下を2ヒロに設定して、マキエを1杯だけウキにかぶせてゆっくりとウキを沈めながらタナを探ります。
海中にあるウキの朱色が視界から消える直前、これまでと明らかに違うスピードでウキが沈んでいきました。
手早く手首でアワセを入れると、ロッドから重量感のある魚の引きが伝わってきます。
「やった〜、良型メジナちゃんGet!!」とつぶやきながら、慎重にやり取りをして海面に浮き上がってきたのは予想とおりメジナでした。
ただし、予想外だったのは30cmオーバーと思ってやり取りしていたのですが、タモに収まったメジナは30cmにちょっと足らないサイズ・・・。
ここぞとばかりに同じパターンで攻めてみるものの、手のひらサイズが連発してサイズアップしません。ツケエを「生ミック」に替えて良型を狙いますが、川尻岬の魚達には「生ミック」はお口に合わないらしく、いつまでたってもサシエがなくなりません。

そうこうしているうちにPM3:00をむかえ、釣り大会の終了時間となりました。責任者の方が各人が釣った魚の検量を行います。
トクゾーと同じく、町内会のみなさんもこの状況に苦戦されたらしく、手のひらサイズのメジナと小アジ、アイゴばかりだったようです。
釣り道具を片付けて、さあ帰ろう!
がっ、しかし、駐車場までが川尻岬の本当の試練です。
釣り場から駐車場まで長〜い上り坂が続きます。
ゼエゼエ言いながら坂道をヨタヨタと登っていくトクゾーを尻目に、町内会の皆さん(多分、皆さんの平均年齢は55〜60歳くらいだと思われる・・・)は颯爽とした足取りで坂道を登っていきます。「こりゃ、魚釣り以前の問題だな〜。体鍛えないと・・・」っとつぶやきながら必至の思いで駐車場にたどり着いたときには汗だくになっておりました。
町内公会堂で行われた夜の宴会では、全員の手のひらメジナが見事にミンチとなって「鍋用つみれ」に変身しておりました。
トクゾーのメジナは唯一刺身となって皆さんに振舞われることとなりました。
あわせて、「第17回○○一区釣り大会優勝」という名誉と、全国規模のトーナメントでも見たことのないデカいトロフィーを授与されました。

町内会のみなさんにラインの結び方や、状況にあわせたガン玉の打ち方など、いろいろ質問されながらビール、焼酎をたらふく頂きました〜。
トーナメントもいいけど、こういうこじんまりとした釣り大会も楽しいもんだなぁ〜とおもった1日でした。

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